VOL.483 French Military M47ジャケットを語る

 こんにちは、服aholicです!(あれ⁉)

 いやぁ、最近ミリタリー熱が冷めません。本来私は革靴にハマり始めたのも、ビンテージ靴からで、最近でこそ完全雑食になっているので広く浅くですが、元々は何か心の琴線に触れるディテールやストーリに弱い側面があります。

 前にも「服aholic爆誕!」の記事でも述べている通り、かつては古着ブームの頃に青春時代を過ごし、当時はお金がなく買えなかったものが、大人になった今なら(昔より値段は上がっていますが)何とか買える価格であることに気が付き、熱が再燃しているんですよね。

 そんなこんなで大阪寺田町の古着屋LITTERのオーナーさんからフランス軍のお品の説明を聞けば…単純な私はイチコロですね。色々なお服を見たくなって、買っちゃうわけです!


でもやっぱりB級グルメ!

 それでもやっぱりご飯は外せません!飯アホからスタートです!

 行くのはいつもと同じお店ですよ!おじさんになると安定を求めて、あまり流行りを求めてあちこち行かないんですよね。決まったお店に定期的に顔を出す。

 うーん、完全におじさんの行動パターンですね。ちなみに英語ではpatternの発音は「パターン」ではなく「タン」、完全におじさんの行動タンです!(どうでも良い…笑)


ミリタリーアイテム

 同僚の超ミリタリーマニアに言わせると「ミリタリーに流行り廃りはありません、常に流行っています!」ということらしいのですが、最近阪急メンズ館やファストファッションなどを見ても「ミリタリーの要素が入っているのが多いなぁ」と感じることが多い昨今です。UNIQLOさんの商品などでもMA-1を模した商品なども必ずシーズンごとに出ている気もします。

 アメリカ軍のアイテムは「アメカジ」という言葉が定着している通りド定番だと思いますが、最近よく聞くのが「ユーロビンテージ」「ユーロワーク」「ユーロミリタリー」。お服のド素人の私の耳にも届いてい来たということは、恐らく巷では完全に定着しきっているワードなんでしょうね。

 どうもフランス軍のM47パンツなどは、ここ数年でお値段の高騰も激しく、デッドやミントコンディションのモノは枯渇しつつあるとか。私はお靴至上主義ですので、お靴を目立たせるためにパンツは比較的細いものしか履きません。なのでパンツの値上げは対岸の火事で、まだそれほど「くぅ…」となっている訳ではありません。

 で、今回私がピックアップしたのがミリタリージャケット。これは生地感にもよりますが、下手するとインナーの調整で3シーズン着まわせるの可能性があることと、意外とオリーブの色味はどのような服装にも合うことを再認識し、そちらを値が上がる前に満足するまで買ってしまおうという算段です。


フランス軍M47ジャケット

 さて、今回私が3枚購入したのが、フランス軍のM47フィールドジャケット。M47の名前の由来は1947年に生まれたジャケットで、1960年代まで使用され、その後M64→F1→F2へと変遷していきます。

 第2次世界大戦の戦勝国であるはずのフランスですが、日本の同盟国であったドイツによる国内のダメージがあり、同盟国であったアメリカからの支援を受けていました。恐らくアメリカ軍のM43のデザインと似ていることを考えると、その流れはアメリカから汲んでいると言っても良いのかもしれません。

M47の年代について
前期型1947年~1950年代製造
後期型1960年代製造
前期にも初期や後期があるということで、ディテールの変更はちょいちょいあったのかもしれませんね

 

 ざっくりとM47の年代は前期型と後期型に分かれますが、その詳細は前期型にも初期と後期があるようです。また、素材も前期と後期で異なりますが、中にはレアなホップサック生地など亜種と呼ばれるものもあり、全て集めようとすると相当の数に目を通さなければならないほど、未だ謎多きアイテムと言えるのかもしれません。

 私が今回購入したのはM47フィールドジャケット前期型初期・前期型後期・後期型のこの3枚です。お小遣いも限られているため、そんなに沢山買うことが出来ません…でも実は…フード付きやホップサック生地のも欲しい…限りない物欲…ビバ物欲…


なぜフランス軍に惹かれたか

 なぜフランス軍に惹かれたかというと…これはもう少し後に製造されたM64ジャケットの裏側ですが…

 人に見えない裏側のスレキの縫製などを見ても丁寧で綺麗。メゾンマルジェラもそのディテールを研究し、ファッションアイテムに取り入れたとか。
 
 私はミリタリーというと大量生産の「頑丈ならば良い」的な雑な作りが多かったのかと思いきや、こんなにお洒落だとは…流石お服の国フランスです。

 他にもシルエットなど気に入った点もあるのですが、一番のポイントはこの様に丁寧に作られたお服ならば、中年の私が着ていても汚さや貧しさは前面には出ないだろうという打算からです…笑


各モデルの違いを比較!

 さて、それぞれのジャケットの違いを見ていきます。ちなみに左から前期型初期・前期型後期・後期型の順に並んでいます。ちなみに色合いは緑が強いオリーブから茶が強いものまでこれも個体差があるようです。

 サイズは全て26サイズで同じですので大きな違いはないはずですが、敢えて言うなら一番左の前期型初期が少し丈が短いかなといった感じです。ちなみにサイズ表記26は「にーろく」縦(着丈)が2、横(身幅)が6という感じで、このサイズは縦が短め、身幅は普通といった感じですね。

(ちなみに関西では1-10まで数える時は「いぃちぃ、にいぃ、さぁん、しぃい、ごぉお、ろぉくぅ、しぃちぃ、はぁちぃ、きゅうぅ、じゅうぅ!」と数えます。リズムが出てきた人は立派な関西人です。)

 しかしこれも個体差があるようで、大手販売店のサイズ感を見ていても実寸とサイズ表記が必ず綺麗に一致し、数字に比例するといった訳でもなさそうです。

 うーん、謎が深い…


詳細続き!

 さて、まだ詳細は続きます。まずはよく言われる「前期型と後期型を見分ける大きなポイント」です。

 左が前期型初期、真ん中が前期型後期、右が後期型の腰ポケットです。前期型初期のみマチがないポケットです。

 ディテールで面白いのが、マチ付きポケットの内側の底には補強のコーデュロイ生地が張られており、尖ったものなどを入れてもポケットに穴が開かない工夫もされています。

 ポケットのフラップの裏はこの様な感じ。並びは前期型初期・前期型後期・後期型の順で、ボタンの数が1つから2つの増えています。きちんと表地と違う布があてられているのも手が込んでいますね。

 では、お次は前期型と後期型を見分けるポイントの2つ目は生地です。

 左から右へと年代が新しくなります。少し見にくいかもしれませんが、前期型の生地は厚手のコットンツイル、後期型はヘリンボーンで、重さも後期型の方がずいぶん軽くなっている気がします。

後期のヘリンボーン生地

 次は小さい部分です。

 肩のエポーレットは階級章などを付けるものですが、右側のチンストラップと共に多少形状が変化しています。特にチンストラップは前期型は丸みを帯び、後期型は少し角ばった印象です。

 また前身ごろの閂(かんぬき)どめも後期型は少し短くなっています


着画!

 これは自己満足ですね!こんな感じになります!

 着こなしとしては、普通のシャツの様にボタンを留めて着ても良し、チンストラップを留めてAラインの強調も良し、全開モードも良し、ウエストのドローコードを引いて絞って着ても良し!

 色々な着こなしが出来るM47ジャケットです!


まとめ

 他にもフランス軍や他のユーロミリタリーを仕入れているのですが…またご紹介できるかなぁ…

 お次の記事はこれかなぁ!ではまたお会いする日まで!


次回以降の記事予定

  • つのだ☆ひろ
  • WHEEL ROBE Vチップを語る
  • お靴体重別選手権
  • ライニガー…
  • Tricotさん2足買い②
  • 黒ストチ
  • フランスのC
  • 名門のカジュアルラインのお靴

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