VOL.482 FUGASHIN SPECIAL PROJECT

 皆様こんばんは。本日は飯野高広さんの「ッチャライブ」を待ちながら、ブログ記事を書いております。

 内容は先日飯野さん宿泊のお部屋にまで押しかけて、色々と教えて頂いたFUGASHINさんのSPECIAL PROJECTのお靴についてです!飯野さんは朝から晩までこんなミーハー男に付き合わされさぞかしお疲れだったと思いますが、嫌な顔一つせず色々と教えて下さいました。

 感謝と尊敬の念を込めて、このお靴を履くことが出来なかった方にも概要が伝わるように、分かりやすくご説明申し上げたいと思います。


本日のB級グルメは…

 まぁ、いつも通り食べています。2021年度の目標は「豚を目指している」のか、着々と食べたいものを食べております。そのうちこのブログも「豚aholic」になるのではないかと心配しています。

 実は私は上の写真の中でも一蘭のラーメンが好きでして。ラーメン通の方からすると「一蘭?チェーン店やん!」と仰る方もいらっしゃるかと思いますが、実は私はかれこれ20年以上前に3か月ほど佐賀県鳥栖市に滞在していたことがあります。

 その際に地元の方から教えて頂いたお店のひとつが一蘭なのです。まだ当時は九州博多にしかお店がなかった気がするのですが(記憶違いならすみません)、替え玉もお箸の袋に〇をして、100円?と一緒に提出するスタイルしかなく、今の自動チャルメラを見ていると、「時代が進んだんだなぁ」なんて感慨に耽ることが出来るのです。

 当時20代前半のその時に食べた一蘭の味があまりにも鮮烈で、そこから完全にパブロフの犬状態です。「一蘭=日本一美味い」、この方程式を崩せぬまま40代半ばへと突入した次第であります。


FUGASHIN SPECIAL PROJECT

 さて私の一蘭の思い出は重要ではなく、語るべくはFUGASHINさんです。

 大阪ではQUEEN CLASSICOさんに置いてある靴のうちのひとつといった印象でしょうか。私自身もそのような印象がぬぐえないままだったのですが、飯野さんが監修に携わるということで、興味は持っておりました。

 まずは製造している会社のことを知ろうということで、ビナセーコーさんの説明から…

 FUGASHINは、千葉県の株式会社ビナセーコーさんが製造、販売しているお靴でPerfetto(ペルフェット)とFUGASHINのラインナップで独自生産のお靴を製造しています。大量生産の量販靴ではなく、グッドイヤー製法の本格靴を基本としており、1979年から事業を続ける日本を代表する革靴メーカーのひとつです。

 

 実は私はこの段階でPerfettoさんとFUGASHINさんが同じ会社で製造されているものとはつゆ知らず、飯野さんの説明に耳を傾けていました!


サンプルを見せてもらう

 さてそんなことすら存じ上げなかった靴アホにも拘らず、惜しみなくサンプルを見せて下さいました。今回は内羽根式のサンプルとスエードのサンプルでした。これはお靴の造りやスペックとは関係はありませんが、このサンプルゲージも某ドイツの廃業名タンナーから技術を引き継いだ、某W社のカーフを使っているそう。本気度が伺えます。

 サンプルを見た率直な感想は「細めやな…」です。Zin Ryuさん製作のかなり攻めた木型です。これは後程、お靴の写真と合わせてご説明したいと思います。

 まず私が最初に目が行ったのはこのウエストの絞り込み。これはグッドイヤーマッケイ製法で前半分がグッドイヤー、後ろ半分がマッケイなのでここまで攻めた形にすることが出来ます。カラスの黒の部分からがコバの張り出しが必要なくウエストを絞った底付けが可能になります。

 お靴の中を撮影したものですがウエスト部分がマッケイの縫いが浮き出ているのが見えると思います。これはShetlandfoxさんのケンジントンと同じ製法です。


では、お靴を詳しく見ていきます

 ではもう少しお靴を詳しく見ていきます。

 飯野さんが現在試し履きしているものもありますが、ドレッシーな印象を受けると思います。ヒールも通常の紳士靴よりも少し高くなっており、ピッチドヒールです。先ほどのウエストの絞り、木型の細さからドレス要素が強いお靴に見えることかと思います。

 ではもう少しお靴がお好きな方に…こちらの木型は、うねりが特徴的で下の写真をご覧頂ければ、お分かり頂けると思います。人間の足型により添うようなうねりのある木型になっています。

 上から見ると、ポールジョイントから先が内側に強く入っていく形状が見て取ることが出来ます。ALDENのお靴さながらモディファイドラストがお好きな方はこの形状を見て「お!」と思われるかもしれません。

 お次は正面から羽根の真ん中からズバット中心線を引くと、外側に少し傾いた形状になっています。

 人が立っている時は外足部分で接地をしていると身体が安定し、内足に体重が寄ると不安定になります。一度皆様もご自宅で片足立ちをし、足の外側に体重をかけた時と足の内側に体重をかけた時に身体の安定感の違いを体感してみて下さい。

 ちなみに一般的には人が歩く時は、安定した外足から接地し、母指球へと体重が移動し不安定な内足へと体重移動が起こることで足が離地しやすくなるようです。これは人間の走りのメカニズムも同様です。

 お次は後ろからの図。ヒールカップはグラマラスな「ボン!キュッ!」ではなく、すっと上へ上がって自然に抜ける感じ。先ほどのヒールの高さやピッチドヒールも明白で、さらに履き口部分も外側が低くなっていることが容易に見て取れる木型です。

  普段くるぶしが履き口に当たって痛い方なども、この履き口の傾斜なら試してみる価値はあるかもしれません。

 最後に中です。これは写真では上手く撮影出来なかった特徴で…お靴の内股側から外へと下がる傾斜と、インソールの切り替え部分から先が母指球が入る位置あたりから下がっていることが見える(かもしれません)…

 本当はここが履き心地を左右する面白いポイントだったので、上手く表現したかったのですが私の技量不足で大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。このように私の素人目線で見ても、人間の足をよく考えて作られている要素しか見当たりません。かなり特徴的なオンリーワンの木型だということが出来ます。


履かせて頂きました!

 さて、そんなこんなでご試着予約の方もいる中、私も履かせて頂きました。

 最初は細く見えたので入るかとても不安でしたが、上手く入りました。履いてみて思った感想は、「不思議なフィット感」です。私が不思議だと思った特徴が2点あります。

 まず第1に感じたことは、踵のフィット感が特徴的で、赤色で斜線を打った部分を指でつままれているような感じがします。

 ヒールカップにくびれがあるようには見えなかったのですが、このつまみの感触のおかげかヒールがカパカパすることはなくきちんと掴まれています。かといって嚙まれているほどのグサッと感はなく、程よい締め付けです。

 2点目は意外と母指球から先が窮屈でないこと。これは先ほど説明した通り、インソールの母指球あたりから前のそこが下がっていることもあり、中の空洞はそこまで狭い感じはしません。完全甲高な方は何とも言えませんが、一般的な甲の高さの方なら十分に履くことが出来ると思います。

 しかしウエスト部分はキュッと締まる感じがあり、とても気持ちが良いです。

 私の足で試し履きの段階で残念だったのは左足は母指球の骨(種子骨)が左足は丁度インソールが下がる位置とハマり最高のフィッティングでしたが、ほんの少し足長の短い右足はその種子骨がインソールの下がり口と当たるところがあり、初見では左足ほどのフィット感が得られず、若干の修業を要する感じでした。

 ただFUGASHINさんの中モノが板コルクということを考えると、数回しっかりと履いてあげればある程度は緩和される予感がし、しばらく履いた後にまたレビューしても面白いかなぁという感触でした。


その他の特徴

 飯野さんと色々お話しした中で、その他の特徴としてはアッパーにはワインハイマー社のボックスカーフを始め、アノネイ社のベガノカーフ、イルチア社のホースラディカ、ホーウィン社のハッチグレインなど名だたる名革が使用されているとのこと。

 また展開サイズも増えるようで3から9まで幅広く取り揃えて下さるようです!

 最後に私が質問した「飯野さんから是非皆さんにお伝えしたいことは?」の答えとして、飯野さんからこの記事をお読み下さった皆様へのメッセージです。

 私では纏めきれない魅力がいっぱいのFUGASHIN SPECIAL PROJECT、是非公式アカウントやWEBと合わせてご覧くださいね!有難うございました!


次回以降の記事予定

  • フランス軍の名作M47ジャケットを語る
  • WHEEL ROBE Vチップを語る
  • お靴体重別選手権
  • ライニガー…
  • Tricotさん2足買い②
  • 黒ストチ
  • フランスのC
  • 名門のカジュアルラインのお靴

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です