Vol.476 Liriche製品使ってみた

 こんにちは、しばらく更新をおサボりしていました靴aholicです。これが不定期更新の恐ろしいところで、サボればサボるだけ更新が遠のく、強制されるものもないということで…最近古着ばかり漁っておりました。革靴熱は絶えることはありませんが、ボチボチやるのが長続きするコツかと、のんべんだらりしております…(言い訳)


本日のレジュメ

B級グルメ

 さて相も変わらずの遠距離通勤でお家までお腹がもたないため、大阪梅田周辺を日々フラフラしていることには変わりがないフラリーマンですが…

 そして大きな出来事としては、梅田に勢いがある立ち食いのお寿司屋さんがオープンしましたね。店員のお姉さんはみな気さくな美人で(よくあるステマやお世辞ではなく結構ガチです)、ネタは名前の違う他系列店舗と合わせて大量入荷しているのか、お値段よりは遥かにお安く提供されます。シャリは超コマなのでネタを色々と楽しむお店といった感じでしょうか。「謹賀」さんリピ決定です!


Liriche製品使ってみた(Wiping Cloth)

 さて、もちろんグルメブログではありませんので、お靴のお話です。前回ご紹介したLiriche(リリシェ)さんの商品を実際に使ってみました。

 まずメーカーさんについての説明は前回の記事(https://kutsuaho.com/2021/08/09/475/)をご覧下さい。さて、今回は写真の道具を使って、オールデンのコードバンを磨いています。

お手入れの手順

  • ステインリムーバーとWiping Clothで汚れ落とし
  • デリケートクリームで保湿
  • 木製スティックでグレージング
  • The Creamで油分補給
  • LiricheさんWiping Clothで拭き取り
  • トラディショナルワックスとFinishing Clothでハイシャイン

 まずはWiping Clothで古いクリームを落とします。この布はコットン100%の厚手でよくリムーバーを吸います。それゆえクリームの拭き取り布としても汚れ落としの布としても万能の働きをしそうです。


 このように一度の拭き取りでもなかなかごそっと古いクリームやワックスを落としてくれます。こういったものについて説明するときは、元々塗ってあるクリームやワックスの量によって、写真の撮れ高が変わるものですが、こちらのクロスの印象は吸水性が良くリムーバーをたくさん吸うことで、クリームを落としやすくなっているのかと思います。

 クリームの拭き取りの際ももちろんこの厚手のクロスが乾いた状態でクリームを吸い取り(拭き取り)にかかるのでよく落ちるのかと思います。

 そこから次の工程でクリームを塗り、拭き取りました。結果は…

 こんな感じ、まぁ、これでは分かりにくいと思いますので、クリーム磨きの結果は…

 このような感じです。普段ワックスを使わない磨きの方は、このWiping Clothだけで充分靴磨きのすべてが完結します。

左(磨き前)→ 右(磨き後)

 コードバンやカーフをヌメッと仕上げたい方は、ここで靴磨き終了です。Wiping Cloth一択ですね!


Liriche製品使ってみた(Finishing Cloth)

 ではここからがハイシャインの工程。この工程では少し簡単な実験をしてみたいと思います。

 今回の実験のテーマは「この1度の水分だけでどこまでお靴が光るのか」です。小腸などと同じで、凸凹が多いということは吸水性が良いことは確実で、柔らかさもあるということで少々水が枯れてきても、表面のワックスをこそげ落とすことはないだろうという算段です。

 先に使用後のネルです。ワックスの指塗りは約3層ほど。そんなにたくさん塗り重ねません。これは普段からの癖で、なるべく少ないワックスでお手入れを楽にしたい一心です。

 ハイシャインが下手くそ(関西革靴愛好会比較)な私が磨いて、一度の水だけでこれくらい光ります。実際は水研ぎの要素が強いネルだったのかもしれませんが、私の使い方はネルの保水がなくなってきた来た頃には勝手にツヤが出ていて、水研ぎの必要すら感じておりません


まとめ

磨き前 → クリームのみ(Wiping Cloth) → ワックス(Finishing Cloth)

 LIRICHEさんの商品の使い方としてレビュー

  • ハイシャインをしない方は「Wiping Cloth」のみ
  • ハイシャイン初心者の方はハイシャイン作業開始時からフィニッシュまで「Finishing Cloth」
  • お気に入りのシャイナーネルがある上級者の方は、ハイシャインに「シャイナーオリジナルネル」+水研ぎに「Finishing Cloth」
  • 今からハイシャインを学びたい方はヌルヌルと滑る感覚が身につくまでは「Finishing Cloth」

で十二分に磨きの全てに対応してくれるはずです。上級者向けの水研ぎネルと聞いていたすみれ色は私たちの愛好家のレンジを広くカバーする布であること、私の中では最強の白布は恐らく手放せない商品になりそうです


次回以降の記事予定

  • お靴体重別選手権
  • Tricotさん2足買い②
  • 黒ストチ
  • フランスのC
  • 名門のカジュアルラインのお靴

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