Vol.472 新喜皮革レザーフェスティバル
夏本番といった感じで関西地区も暑い日々を送っております、明日はTricotさんに行く予定なので楽しみウキウキな靴aholicです。
本日のレジュメ
暑いからこそ食え!
ということで、私は昨年あたりまでは体力仕事をしていたこともあり、夏はたくさん食べて身体的にも精神的にも勢いをつけて乗り切ってやる!という生活をしていました。
今でも暑い日でも食欲は衰えることもなく、せっかくうまくいっているダイエットも危険な香りがしてきました…もう一回気を引き締めねば…
とは言え…かつて鶴瓶師匠が言っていたように「旨いもんは旨い!」、不変の真理で人は抗うことが出来ません…
さて続きです
愛好家仲間たちと工場で鞣しの工程を見せて頂き、その後は今月オープンのpelleteria(ペレテリア)さんへ。姫路の皮革の歴史や多数の展示、お茶や軽食を楽しめるスペースなど素敵な空間です。
現代でいうところの多数の革小物が展示されており、時代は江戸時代から明治時代、1700年代からのものも展示されています。
関西では牛は、食も含み文化に密接な関係があり、さらに姫路地区には大きく美しい市川(いちかわ)が流れていることや、鞣しに必要な塩もすぐ近くに赤穂をはじめとした産地があり、入手しやすかったことから姫路革の文化が定着するに容易かったといいます。はるか昔の革はこの市川の水に原皮を晒し、毛やたんぱく質を落とし菜種油で加脂して革を鞣していたそうです。
特に最近Bagaholicな私は右上の手提げかばんは是非所有したい代物です!
説明担当のおじちゃんが…
さぁ、こういった展示を、姫路革に詳しいおじさまが説明して下さっていましたが、なかなか一般の方が掴みきるには難しい内容もあり、説明をきちんと聞く人から思い思いに展示を自由に眺める人まで出てきた中で、私も「そろそろレザーの販売でも見に行こうかなぁ…」なんて思い始めました。しかし、やはり変態の血が騒ぎ…
「ねぇ、お父さん、これさぁ、縫い穴??」「めっちゃ細かくない?」
はい、この一言がすべての始まり!
「そんなところを見てますか!!お好きなんですか!!」
トーンが1つも2つも上がったおじ様は、私たちに…
「まだ時間は行けるな!外やったらこの縫い穴もよく見えるからな、よし撮影会やな!」
と言い、私のひと言から他の愛好家たちも道連れに…笑
いや、ただね、確かに見る甲斐はあります。外で撮影させていただいたものは縫い穴もよく見え、その細かさは一目瞭然だと思います。
私が持っていた赤のバッグと比べても、江戸時代からこんな際を攻めた細かいピッチで縫う職人さんがいたのかと感心しきりですし、よくこれで革が割けないもんだと感心しかできません。
そこで調子に乗るのが関西人の私の悪い癖…
「お父ちゃん、その革触ってもいいすか?」
ということで…
やりました!ほぼYouTube企画です。「江戸時代の革を曲げてみた!」
これだけ装飾の付いた今から300年以上前の革が曲げても割れません。感動です!皆様も機会があれば、是非体感してみて下さい!(必ず専門家に確認をお忘れなく)
西岡ぺこさんと初めて出会う
そんなこんなで工場の横へ併設された展示即売会場へと戻ってまいりました。興奮しすぎてお腹が空いたためおうどんとコーヒーで腹ごしらえ。屋外でみんなで食べるご飯やコーヒーは美味しい!なんせ趣味仲間ということで、最高の時間!さて展示会場へと向かいます。
バッグやお財布などの革小物のお店も多数出店されており、その傍らではレザーのアウトレットも。メルカリで多数の良靴を販売する関西の愛好家桜木くん(Instagram@sakuragi2424)は自身のお靴を作るためにピンクのコードバンを…笑
私も今思えばレアカラーのコードバンを購入してサコッシュバッグを作ってもらったらよかった…くそ…また来年のお土産としよう…と言いながら、超特別タイムセールでコードバンのお財布を2つゲット!諭吉の代わりにコードバンが我が家に届きまくります…笑
しかし、ここへ入ってきた本来の目的は、姫路の靴磨き「磨き座HERITAGE」の西岡ぺこさんとの初対面を果たすこと!@ryuki_hさんは既に面識があったため案内してもらい…
いてはりました!目ヂカラ半端ないっす!私も比較的身体は大きい方だと思いますが、デ、デカいっす…私より遥かに迫力があります。
しかし、お磨きしてもらうと語りは優しく、磨きは丁寧。後で撮ったシューサークルでは私のカジュアル寄りのシューズがガッツリと光っています…さすが靴磨き選手権2020セミファイナリスト…
私が磨いてもらったのは前の記事で見たことがあるはずの…奈良県の…栃木レザーの…詳細はまた後日ですね!
カバがシカ!?
しかし、この日の話題をかっさらうのはやはりシカ!…じゃなかったカバです!あの京都から新幹線で姫路へ来た可愛い愛好家カバちゃんです!私がお磨きも終わり一段落しているところで…
「靴アホさん、ボク…シカを買うか悩んでるんです。」
「わざわざ新幹線で来たんやったら、何かすごいことして帰らな損やろ!」
「そうっすよね、そんな気がしてきた!」
ほらね、可愛いでしょ。素直な青年なんです。
私が彼を愛すべきキャラだと思っているポイントは、彼女が長年出来ないことでもなく、コロナ太りしたことでもなく、ハラコやシカの革のようなマニアなモノを買って貯金しないからでもなく…
家族に優しいところや、先日は私の誕生日にまで可愛い包装までしてプレゼントをくれたりするお茶目なところです。本当に優しいんです!
もし関西のイベントで彼を見かけたら、是非声を掛けてあげて下さい!見た目はこんな感じです!回り込んでくるのでご注意です!
好青年でしょ!もうこれには流石に爆笑過ぎて、どこまで今日のMVPが欲しいのかと戦慄です。
関西革靴の良心@ryuki_hさんをもってしても「それ持ったカバちゃんとJR乗るのは嫌だなぁ」と笑っていたほど。本日のカバちゃんは破壊力抜群でした。大阪駅から京都まではおひとり様でした(笑)でも、カバちゃん誕生日プレゼント有難う!
まとめ
そんなこんなで少し色が濃い目の関西革靴愛好家の集まりですが、結構ワイワイ楽しくやっています。もしこういうイベントで見かけたらガンガン話し掛けて下さい!色々なキャラがいますので受け皿は広い集まりだと思います!
かくいう私もお財布のひもが緩みっぱなしで…上の写真のような状態…えらいこっちゃです。来年もまた必ず参加させて頂こうと思いました。全国の愛好家の皆様に雰囲気が少しだけでも伝われば幸いです!
次回以降の記事予定
- お靴体重別選手権
- Tricotさん2足買い②
- 黒ストチ
- フランスのC